オークランド 旅行観光案内

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カウリの木材

カウリの木から取れる木材は世界で有数の質を誇るものです。長くて広い板材は欠点がなく、すぐれた質の木材が巨大な幹から切り出されます。

カウリの用途は、造船(帆船のマストや円材など)、住宅、家具、橋、柵、ダム、原型(金属鍛造に使用)大型桶やタンク、大型ローラー(繊維産業用)鉄道の枕木、採鉱の支柱、彫刻、木材旋盤など、多岐に渡ります。

幹は割れ目がなく、縦に木目のある木材を産出し、構造用材や用材木としえ広く使用されています。加工や乾燥が簡単で、安定度も高く耐久性や強度も優れています。頭部や根株にはカウリの美しい木目が特に顕著に現れ、壁パネル、家具、装飾品の組成木材として使われています。

カウリの中には斑点のついた木目を持つものもあり、それらは特に価値の高いものとされています。

技術的な数値では、12%の含水率における密度は560kg/㎥で、破壊係数は88Mpa、弾性係数は9.1GPaとなっています。生木を12%の含水率の乾燥させた時の接線状収縮率は4.1%、放射状収縮率は2.3%です。

スワンプカウリ丸太から取れる木材の質は一定ではないものもあります。大部分は新しいカウリとあまり変わりませんが、新しいカウリの持つ高質さには欠けるところがあります。しかし、外観に磨きをかけることによって、自然の染みが深みのある濃茶色を生み出し、緑の色合いが木目の美しさを強調します。

当博物館には古いカウリの木も展示されています。オーストラリアのビクトリア州ヤロウンの石炭場で発見された、ニュージーランド・オーストリア地域の3000万年前のカウリも展示してあります。このような長い歳月の間に起きた変化にも耐え、樹木としていまだに存在しているのはまさしく驚くべきことです。


カウリゴム(カウリガム)

カウリ・ゴムとは木から流れ出す樹脂のことです。樹皮が損傷を受けたり
、風によって枝が折れたりした場合は、樹脂が流れ出して傷を塞ぎます。これによって、腐敗や木に水が入り込むのを防ぎます。

流れ出たゴムは硬い塊になります。木が生長するにしたがって、樹皮は剥がれ落ちていきます。その結果、ゴムも剥ぎ取られ木も周りの地面に落ちていきます。これは、人間がゴムを使い始めるまで何百万年にもわたって繰り返されてきました。それによって膨大な量のゴムが地中に埋まっていました。

琥珀は世界中の木々から取れる化石樹脂です。当博物館には石炭の中から発見された4300万年前のカウリ・ゴムも展示しています。カウリ・ゴムは、ニュージーランドの琥珀とされています。

カウリ・ゴムの採集方法は、地面から表に出ている部分を取ることによって行われます。昔は、採掘作業人ゴム用槍を使って地面を探り、見つけたゴムをシャベルで掘り起こしていました。ゴム洗浄器も使われていました。土が混じっているゴムは水槽の中でシャベルですくい取り、水を使ってゴムを取り除いていました。

また、木そのものにもゴムを見つけることが出来ました。長年にわたってゴムが蓄積されてきた枝や木の頭部から古くて硬いゴムが取れました。または、木を切って新鮮なゴムを流れ出し、それが硬い塊になってから取り除くという採集方法もありました。昔の人は、ブーツの先にスパイクを取り付け、手にもスパイクを握って木に登って採集作業を行っていました。

カウリ・ゴムは燃えやすいためマオリの人々が料理や火を点したり、夜に釣り用の魚を引き寄せるための松明などに使っていました。その他にも、刺青の濃い色を出すための顔料やチューインガムにも使われていました。

ヨーロッパからの移住者は、カウリ・ゴムで高質なニスを作ったり、商業用途としての絵の具、リノリウム(床の仕上げ剤)、義歯型の材料、石油製品の試験剤、封ろう、ろうそく、海事用接着剤、焚き付けなどにも使用してきました。

カウリ・ゴムの精選された標本に彫刻を施したり、磨いたりすることによって、非常に人気が高く、価値のある作品が作り出されます。当博物館では、世界最大規模かつ最も美しいカウリ・ゴムのコレクションを展示しています。
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